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2020/04/08 09:22

「髑髏」風雨にさらされた頭部の骨

だから「されこうべ」「しゃれこうべ」「野晒」と呼ばれます。

風雨に晒されて白骨化するので、余計な?ものはなくなり骨だけになります。洗練されているという意味で使われていた「洒落」という言葉も余計なものを削ぎ落とした「しゃれこうべ」からきたとも言われます



カラフル骸骨

メキシコなどラテンアメリカ諸国では「死者の日」を祝うお祭りが有名ですが、お祭りではカラフルな骸骨で街中が飾られ、骸骨姿に仮装して、骸骨の形の食べ物などなど、骸骨だらけになります。メキシコでは祖先の骸骨を身近に飾る習慣があったり、「死」というものが「生」への隠喩につながるという考えがあるようです。



日本の髑髏

髑髏の柄は江戸時代から庶民に愛されてきましたが、心根にはメキシコなどに根付く死生観と同じものがあったのではないでしょうか。人生が50年と言われていた時代を生きた人たちの心情はどんなものだったのでしょう?「髑髏」を着物の裏地にした着物をはおり「死」と隣り合わせで人生を愉しむ。その心情に想いを巡らせるもの楽しいものです。



藤色の「髑髏」柄がポップアートのようなTシャツ

「藤の花」が見頃を迎えてますが、なんせ遠出は禁物。

藤色の髑髏を胸につけたTシャツに袖を通して見てはいかがでしょう?