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2020/03/27 10:30

「江戸小紋」という伝統工芸の技法を活かされたTシャツを作りたいとうコンセプトのもと、どんなデザインが良いのかを考えました。


日本、兎、海、鮫などのいくつかのキーワード、江戸小紋の技法との共通項を模索し、古事記の中にある「因幡の白兎」という日本神話をモチーフにすることにしました。


デザイン制作をShiwaza(デザイン事務所)に依頼。


そして、江戸小紋の廣瀬染工場さんに協力をお願いしました。

伊勢型紙の彫り師である今坂千秋さんに、このデザインを基に実際に型紙を彫っていただきました。


その型紙を使い、廣瀬染工場さんに色付けしていただきました。



今坂千秋さんの卓越した技量で作られた型紙、廣瀬染工場さんの伝統技術で色付けして頂いた、手仕事の詰まったTシャツとなりました。


「兎」の部分には、鮫小紋、「海・波」「鮫のヒレ」の部分を青海波を使って表現しています。鮫小紋、青海波ともに江戸小紋の代表的な模様です。鮫の背を飛び移る兎の静的な絵ですが、手仕事によって揺らぎが加わり躍動感を感じます。

 

もちろん、Tシャツも最高級品質の生地、日本の高い技術を持った縫製工場にお願いし、様々な方の手仕事が詰まった一枚となっています。